9月15日、広島国際会議場で行われた中小企業家同友会全国協議会主催「青年経営者全国交流会 in 広島」の特別報告「ヒロシマからのメッセージ」ということで、理事長 川野が約2500名の若い経営者の方々へ向けて「原爆の子の像と六年竹組の仲間たち」の講演を行いました。
「被爆者の平均年齢が85歳となり、後世に原爆のことを語り継ぐことが大きな課題になっています。今日、お聞きいただいた私の話に、何か感じることがありましたら、ぜひ、お子さんや未来を担う若者に語り継いでほしいと思います。」ということをお伝えさせていただきました。
また、若い経営者の方々ということで、次のようなこともお伝えさせていただきました。「経営を発展させていくためには『平和』がとても重要なことです。それは日本だけではありません。世界中が平和にならなければ実現できないのです。世界の平和が実現するよう、若い皆さんに大きな期待を寄せています。そのきっかっけに今日の私の話がなっていれば幸いです。」
折り鶴ノートプロジェクトの始まりは、中小企業家同友会の活動の中で生まれました。平和公園の原爆の子の像に寄せられる千羽鶴の活用に広島市が困っているという話しが発端でした。折り鶴をノートに再生し、世界の子どもたちにプレゼントすることで、平和について考えるきっかけを作ろうということになり今日に繋がっています。この取り組みは同友会がなければ始まっていませんでした。会場に来られた方全員へ、折り鶴ノートプロジェクトの2018年~2022年活動のしおりをお渡しさせていただきました。また、当日会場に折鶴ノートプロジェクトのブースを設け、そのブースに足を運んでくださった方々約50名に、折鶴ノートをお渡しさせていただきました。今回このような場でお話しをさせていただく機会をいただけたことを大変感謝しております。そして、参加いただいた全国の人たちが、各地に戻り平和について語り継いでくださっていることを願っています。